「よろしゅうございますか」。初めてアンリシャルパンティエ芦屋本店を訪れた時の丁寧な接客が、とても印象的でした。メインのデザート「クレープシュゼット」の調理法であるフランベなど、魅せる接客もしてもらったのです。製菓の専門学校に通い、就職活動をする中で、色々なお菓子屋さんを自分の目で確認していた私は、胸が踊りました。自信を持ってお菓子を届ける姿に感動。私もシュゼットでという気持ちが強くなっていったのです。一人ひとりのレベルが高い環境で、人に喜んでもらうお菓子を作るため、日々奮闘しています。
シュゼットのパティシエとして、誰が作っても喜んでもらえるお菓子が作れるように、新商品の生産準備も大切な仕事です。営業企画と話し合って実現したお菓子を、現場で大量生産できるのか検証します。レシピの分量で作れるのか、製造にかかる時間など生産性もチェック。さらに、製造の目線から、返品の要素を確認し、「想い」を込めたお菓子を一つでも多く届けることを大切にしています。トレーのサイズをケーキに合わせることや、ケーキにチョコレートの飾りがある場合は、溶ける場合があるため、すぐ冷蔵庫に入れるなど、部材の選定や保存方法についても詳細に決めていきました。作ったものが、しっかりお客さまの手に届くまで、想像力を発揮してお菓子作りに向き合っています。
シュゼットでは、1年目からショートケーキを任されたり、スタッフをまとめる経験ができます。シェフの指示に従って動くのではなく、自分の想いをメンバーに共有していける場所。自ら動けば、みんなが応えてくれることが、大きなやりがいになっています。